高校66HR高松商・浅野翔吾は「足」も一級品! スカウトは野球脳とメンタリティも高く評価
「木製バットを使った練習で140メートル級の打球を放ったという規格外のパワーはもちろん、強肩(遠投110メートル)で守備のセンスもある。打球への反応が優れているので、二塁や三塁を守らせても面白いと思う。将来の中軸候補として期待していますが、1番打者としての適性も十分にあります」とは、在京球団スカウトだ。
■強いキャプテンシーでチームをけん引
野球に対する姿勢や精神面を評価する声もある。
「一発を打ちたい気持ちはゼロではないだろうし、メディアに『ドラ1候補に急浮上』と騒がれれば、浮き足立ってもおかしくないが、浅野はキャプテンシーがあり、あくまでチームのことを中心に考え、1番打者としての役割を全うしようとしている。その点も評価できます」(パ球団スカウト)
そんな浅野のメンタリティの原点は、小学時代にある。屋島シーホークス(高松市)で監督を務めていた森本哲史氏がこう振り返る。
「とにかく後輩の面倒見が良かったです。下級生の試合があると、進んで三塁コーチに入り、走塁判断だけでなく、打席に立つ選手一人一人に助言を送っていた。後輩からはかなり慕われていました」