高校66HR高松商・浅野翔吾は「足」も一級品! スカウトは野球脳とメンタリティも高く評価

公開日: 更新日:

「木製バットを使った練習で140メートル級の打球を放ったという規格外のパワーはもちろん、強肩(遠投110メートル)で守備のセンスもある。打球への反応が優れているので、二塁や三塁を守らせても面白いと思う。将来の中軸候補として期待していますが、1番打者としての適性も十分にあります」とは、在京球団スカウトだ。

■強いキャプテンシーでチームをけん引

 野球に対する姿勢や精神面を評価する声もある。

「一発を打ちたい気持ちはゼロではないだろうし、メディアに『ドラ1候補に急浮上』と騒がれれば、浮き足立ってもおかしくないが、浅野はキャプテンシーがあり、あくまでチームのことを中心に考え、1番打者としての役割を全うしようとしている。その点も評価できます」(パ球団スカウト)

 そんな浅野のメンタリティの原点は、小学時代にある。屋島シーホークス(高松市)で監督を務めていた森本哲史氏がこう振り返る。

「とにかく後輩の面倒見が良かったです。下級生の試合があると、進んで三塁コーチに入り、走塁判断だけでなく、打席に立つ選手一人一人に助言を送っていた。後輩からはかなり慕われていました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…