東京五輪汚職事件で東京地検が竹田恒和JOC前会長を任意聴取 NHKが報じる
東京オリンピック・パラリンピックをめぐる汚職事件で、東京地検特捜部が、日本オリンピック委員会の竹田恒和・前会長(74)から任意聴取していたことが分かった──と16日のNHKが報じた。
竹田氏は、組織委元理事の高橋治之被告(78=受託収賄罪で起訴)が理事に就任した2014年当時、組織委副会長だった。特捜部は、高橋被告が理事に就任した経緯や、職務権限などについて確認したとみられる。
同事件では、これまでに紳士服大手「AOKIホールディングス」前会長の青木拡憲被告(83)が贈賄罪で起訴されたほか、出版大手「KADOKAWA」会長、角川歴彦容疑者(79)ら幹部が贈賄容疑で逮捕されている。
任意聴取について、竹田氏はNHKの取材に対し、弁護士を通じて「コメントできない」と回答したという。