森喜朗元首相は「五輪汚職」から逃げ切りか…堂々地元入り、余裕の表情に“2つの可能性”

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 五輪汚職をめぐる捜査に新たな動きだ。東京地検特捜部が東京大会組織委員会元会長の森喜朗元首相を参考人として任意聴取。波紋が広がっている。

 聴取が行われたのは8月中旬から9月初旬。都内のホテルで約3回にわたった。大会スポンサー選定をめぐって受託収賄容疑で再逮捕された組織委元理事の高橋治之容疑者と共に、贈賄側の出版大手「KADOKAWA」の会長と会食していたことも発覚。贈賄容疑で起訴された紳士服大手「AOKIホールディングス」前会長の青木拡憲被告から「見舞金」として200万円を受け取ったことも判明している。司直の手は森元首相まで及ぶのか──。関係者が騒然とする中、本人は妙に悠然としている。

 森元首相は9日、地元の石川県に入り、県議会9月定例会本会議を傍聴。元秘書の県議が代表質問で「(森さんは)健康に留意し、発言にもちょっとだけ気を付けて石川と日本のためご尽力ください」と発言すると、満足そうな表情を浮かべていた。終了後は子飼いの馳浩県知事と知事室で談笑。なぜ、こうも余裕なのか。元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士はこう言う。

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