「横領発覚」バドミントン協会・関根義雄会長は何者か…居直り会見直後に急転の引責辞任
■現場で実権を握るのは保守的スタンスの人
関根会長就任前、8期にわたり会長を務めていたのは元自民党幹事長の綿貫民輔氏(95)だった。92歳のとき高齢を理由に退任し、名誉会長に就任。19年6月、副会長だった関根氏が会長に就任したが、すでにこのとき70歳超。要職に就くには高齢といえる。
「改革をせず、保守的なスタンスの人が現場で実権を握っているので、物事が改善しない。その筆頭が銭谷元専務理事です。彼も69歳と高齢。日本協会の理事は辞任したものの、世界連盟の理事は続けるという。上層部は若返りが急がれているのに、柔軟な発想や情報を取り入れない古い体質が染みついている。例えば、有名OBが理事をやるとなっても、まず地方の理事からやって、という手順になり、その地方にはまた高齢の先輩たちが上にいて物が言えない。世界で活躍した選手が中央組織に辿り着けない仕組みで、若い人材が死んでしまうのです」(前出の関係者)
後任の会長と専務理事は未定。その人選次第で組織の未来が変わりそうだ。