オリ宮城大弥は東京五輪「金」に刺激され侍J入り熱望 「あの輪の中に入りたいと」
■WBC公式球は「投げた後のイメージが湧きにくい」
──WBC球を投げた感覚はどうですか? 投手の中には、操りにくいという声もある。
「確かに少し滑りやすいかなと。僕は日本のボールしか投げたことがないので、比較は難しいですが……。日本のボールよりも若干大きい? いや、それは感じなかったですね」
──実際、オフから投げてみて感覚は?
「日本のボールであれば直球でも変化球でも、どこでどう投げたら、どのあたりにボールが行くのか、どう曲がるのかなど、ある程度はわかります。ただ、WBC球の場合は変化球の曲がり幅が違ったり、チェンジアップが抜けたりとか、どうも投げた後のイメージが湧きにくいですね」
──巨人の大勢は「直球がカットみたいに変化する」と話しています。
「まあ、僕は日本のボールでも直球がシュート回転することがあるので、そこはいいふうに考えたいですね」
──考えすぎは良くないと。
「でも、考えないよりは考えた方がいい。考えすぎはダメだけど、これからもそれなりに考えていかなきゃいけませんね」
(聞き手=阿川大/日刊ゲンダイ)