猛虎軍団が週末いよいよ中日と激突! 立浪監督の大胆な戦力編成は油断禁物

公開日: 更新日:

立浪監督の狙い

 当時の岡田監督は「中日は打たなあかんのになぁ。京田は守備もいいし、阿部はクリーンアップも打てる」とトレードの真意を測りかねていた。そこで私と旧知の中日球団幹部。立浪監督の狙いをこう代弁した。

「確かに課題は攻撃力だけど、一朝一夕に解決できるものではない。だったら逆に持ち味の投手力を徹底的に強化し、それで得点力不足を補う。かつての落合監督が『点が取れなきゃ1点もやらなければいい』と言って常勝チームをつくった。今年の立浪は、あのやり方で勝負するつもりだ」

 なるほど。先発は大野雄、柳、小笠原、侍戦士の高橋宏とリーグを代表する4本柱を擁する。リリーフも多彩な布陣を整え、守護神のマルティネスは盤石だ。大野雄が左肘手術で8月まで離脱し、ロドリゲスが亡命したことは誤算だが、立浪監督の構想を考えると中日が不気味に映ってくる。油断禁物の相手だ。

(長浜喜一/スポーツライター)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭