日本ハム5月絶好調で新庄監督の評判が急上昇も…“トライアウト組”は壊滅状態のナゼ
このところ日本ハムが勢いに乗っている。
直近の21日オリックス戦こそ4-10と大敗したものの、5月は10勝7敗と勝ち越していて、チーム防御率は12球団トップの2.19をマーク。最下位を定位置にしていた昨季から一転、4位まで浮上した。ネット上でも新庄剛志監督(51)の評価はうなぎ上りだ。
《新庄監督、ガチ有能説出てきたのマジでおもろい》
《実はかなり優秀だったんじゃないか》
《あの戦力を率いて4位になったのは普通にすごい》
昨季の1年間は 昨季はペナントレースを「トライアウト」と位置付け、勝利よりも選手の成長に費やす異例のシーズンを送った。新庄監督自身も葛藤があったことを話すなど、忍耐の年だった。そうして蒔いた種がようやく花開いた……ようにも思われるが、5月の出場メンバーを見ると、そうとは言い難いのが実情だ。
5月のスタメン出場回数順に9人を並べると、野村佑希(17試合)、万波中正(16試合)、松本剛(14試合)、マルティネス(14試合=昨オフに中日から移籍)、江越大賀(13試合=昨オフに阪神からトレード移籍)、上川畑大悟(13試合)、伏見寅威(11試合=昨オフにオリックスからFA移籍)、アルカンタラ(11試合)、矢沢宏太(10試合=昨秋ドラフト1位)となり、4人は昨オフに入団した「トライアウト未受験組」なのだ。