侍J「ポスト栗山監督」最適な3人の名前…後任候補にイチローや松井秀が浮上するバカバカしさ
イチローや松井秀喜よりも適任なのは?
2日に退任会見を開いた栗山監督は世界一の要因の一つとして、チームの結束力を挙げた。
「すべての選手がリスクを背負いながら、個人的な事情はさておき集結し、日本野球のために尽くす姿を見せてくれた」
大谷やダルビッシュが所属球団を説得して決勝戦に登板したのは記憶に新しい。
WBCは、一人でも多くのメジャーリーガーを招集することが肝要だ。06年のイチロー、大塚、09年のイチロー、松坂、城島はもちろん、今年の大谷、ダルビッシュ、ヌートバー、吉田正が大いに貢献した。メジャー選手がゼロだった13年は、戦力的にも苦戦を強いられた。メジャー選手の参加はその時々の事情もあるにせよ、代表監督にふさわしいのは、<メジャー選手が思う存分プレーし、力を発揮できる環境をつくり、適材適所の選手起用、作戦が遂行できる人物>と言っていい。
その点では、イチロー氏や松井氏よりも、かつてメッツなどでプレーし、今大会で投手コーチを務めたロッテの吉井監督、昨季日本一を達成し、16年にパドレスにコーチ留学したオリックスの中嶋監督、21年日本一監督で現役時代はヤクルト、ホワイトソックスなどでプレーし、日米通算313セーブを挙げた高津監督のほうが、適任と言えそうだが……。