札幌は絶望的…冬季五輪30年・34年大会を来年7月までに同時決定、6候補地名乗り上げる
国際オリンピック委員会(IOC)のアダムス広報部長は21日、スイスのローザンヌで開いた理事会後の記者会見で、札幌市が招致を目指す2030年冬季五輪・パラリンピックの開催地決定時期について、「遅くとも24年パリ五輪(7月26日開幕)までに選ぶ予定だ」と述べた。6都市が開催に関心を示している。
■東京五輪汚職事件の影響で絶望的に
30年大会は26年大会招致でミラノ・コルティナダンペッツォに負けたスウェーデンが最右翼。札幌は東京五輪での汚職・談合事件の影響で絶望的で、34年開催も視野に入れている。
IOCのバッハ会長は30年と34年大会の開催都市を同時に決める意向だ。
ソルトレークシティー(米)は2大会同時決定の場合は34年大会の招致を希望。バンクーバー(カナダ)も検討中で、スイスは開催年を特定せず、将来の大会招致を目指している。