NEC軽井沢72で悲願の初V!人気プロ菅沼菜々「広場恐怖症」克服し海外メジャー挑戦は?
この日、菅沼は「私が活躍することで同じ病気の方々に元気、勇気を届けられると思います。これからも戦っていきたいです」といった。ツアープロを指導するメンタルトレーナーの児玉光雄氏(追手門学院大学特別顧問)が、そのコメントを聞いてこう語る。
「私も飛行機が苦手です。ロサンゼルスからハワイへ向かう飛行機にトラブルが発生し、消防車が何十台も待機する空港に胴体着陸した恐ろしい経験があるからです。国内移動は時間がかかっても飛行機より新幹線や車です。仕事で欧州に行くときは腹を括り、『航空機事故で死亡する確率は900万分の1』という数字を信じて乗っています。この病気の治療には薬を使っている人もいますが、スポーツ選手はドーピング検査もあるため薬は服用できない。菅沼さんは高校2年の頃に発症したという。専門医の治療を受けているそうなので、飛行機に乗れる状態になる最善の方法を見つけて欲しい。海外メジャーで戦う姿を願うファンは多いはずですから」
来年の全米や全英女子オープンで、例の「体育座り」を見てみたいものだ。