二刀流へ本腰の日本ハムドラ1矢澤宏太を直撃「今季は“知る1年”と決めていました」

矢沢宏太（Ｃ）共同通信社

　──今季について。

「うまくいっていない点は、ケガをしてしまったこと。でも、新人合同自主トレの前から、今季は“知る1年”にしようと決めていたんです。担当スカウトさんともそう話していました。とにかく色々なことを知って、2年目に生かそうと。もちろん試合に出て活躍するのがベストですけど、まずは1年をやり切ることを大事にしたい。一軍を経験して、こうして二軍も経験しています。色々なことを知っている段階だと思っています」

　──二軍生活はどうか。

「こっちは出場機会が前もって決まっているから、練習メニューを組みやすい。投打でそれぞれ半分ずつ計画的にできています。ウエートも一軍にいたよりもやっていて、除脂肪体重が上がっているのを感じます」

　──野手としては、キャンプやオープン戦は好調に見えたが。

「シーズンが始まってからは自分だけのバッティングではなく、チームバッティングを意識してやっていました。例えば、変化球を狙うとか、真っすぐだけに絞ったり。できてはいないですけど、状況に応じたプレーを心掛けて打席に立っていました。その取り組みの中で自分のスイングができなくなってしまったという部分はあります」