右肘靭帯損傷の大谷翔平に朗報!「ハイブリッド手術なら半年で投手復帰可能」と名医が太鼓判
「7割以上の高確率で二刀流としての復活は可能」
木田医師は「ハイブリッド手術」の執刀経験があり、手術をした大学生や社会人の投手には術後6カ月で変化球も交えて全力投球できるようリハビリプログラムを組んでいるという。
「個人差はあるものの、実戦で登板できるようになるには半年以上を要しますが、手術する時期によってはシーズンを棒に振ることはありません。エンゼルスは手術の有無を発表していませんが、仮に大谷選手がレギュラーシーズン終了直後にメスを入れれば、来季中の二刀流復帰は決して不可能ではありません。もちろん打者として『ハイブリッド手術』を受ける大きなデメリットはない。右投左打の大谷選手は右肘にかかる負担が少ないため、右投右打の選手よりも復調に時間はかからないでしょう」(木田医師)
肘にメスを入れた投手は実戦に復帰しても新しい靭帯がなじんでいないため、完全復調には至らないのが一般的だ。球威は戻っても制球に安定感を欠いたり、変化球のキレがイマイチだったりする。大谷にしても前回の手術から約2年後の20年に投手として復帰したが、同年は患部の不調もあって制球が不安定に陥り、わずか2試合の登板に終わった。
「ハイブリッド手術のリハビリは体幹強化や股関節の機能改善など、トミー・ジョン手術と変わりません。術後は地味な動作の繰り返しで精神的な強さを求められますが、大谷選手は過去に一度、経験していることから、同じ道を歩いていると実感できれば、精神的に耐えられるはずです。7割以上の高確率で二刀流としての復活は可能です」(木田医師)
投打に渡って高いパフォーマンスが発揮できるのであれば、早めにメスを入れるのに越したことはない。