オリ山﨑福也は“FA太り”? 補償なし「Cランク」で人気集中、金満球団参戦ならマネーゲームに
4年前の福田秀平は3600万円→4年6億円に
なんといっても人的や金銭の補償が発生しない「Cランク」というのがポイントだ。11日にロッテから戦力外通告を受けた福田秀平(34)が、2019年オフにソフトバンクからFA宣言をした時がいい例だ。
さる球界関係者がこう言う。
「福田はこの年、80試合で183打席にとどまり、9本塁打、26打点。にもかかわらず、西武、中日、ヤクルト、楽天、古巣のソフトバンク、そして入団を決めたロッテの6球団の争奪戦に発展した。年俸が3600万円とお手軽でCランクだったことが大きいが、結局年俸は1億2000万円に跳ね上がり、総額6億円の4年契約。競争する球団の数が増えれば当然、金額も上がります」
同じように山﨑福を狙っているのは、前出の4球団だけじゃない。“あの球団”も虎視眈々と山﨑福の動向を注視している。
「2年連続Bクラスに沈んだ巨人です。阿部慎之助監督(44)が就任して『いくらでも即戦力が欲しい』と要望していることもあって、球団としても戦力を整えたい。投手陣の整備が急務なチーム状況で、6日にソフトバンクから高橋礼と泉の右投手をトレードで獲得したものの、不足しているのは左腕。さらに山﨑福の父・章弘氏は一昨年まで巨人の巡回打撃コーチだった縁もある。内海や長野といった功労者をFAの人的補償で取られて以来、巨人は20年オフに補償のないDeNAの井納を獲得するなどCランクに目がないのです」(前出の関係者)
巨人、ソフトバンクの金満2球団が手を挙げれば、年俸が約4倍に跳ね上がった福田の時のようなマネーゲームに発展しそうである。