大谷翔平争奪戦いよいよ佳境…“勝てないエンゼルス”が「最終候補」に依然残るナゾ解き

公開日: 更新日:

2年後に契約破棄条項

 エンゼルスはこのオフ、積極的な補強に乗り出すという。大谷の他球団への移籍に備えたものといわれるが、実際は逆、大谷に残ってもらうために勝てるチームを目指しているとも。今季のぜいたく税を回避したため、思い切って補強に資金を投入できるという声も中にはある。

手術明けの大谷が投手として復帰するのは再来年。つまり今季のように二刀流選手として投打にフル回転できるのは2年後です。なので、どの球団と、どんな契約を結ぶにしても、2年後はオプトアウト(契約破棄)できる条項を盛り込み、もう一度、市場に出て自分の価値を問う可能性を残すとみられている。そのためには勝手知ったるエンゼルスで自由に、投打とも納得のいくパフォーマンスを出せる状態にもっていくのがベストという見方があるのは事実です」(ア・リーグのスカウト)

 大谷争奪戦はドジャース、カブス、ブルージェイズ、ジャイアンツ、エンゼルスの5球団が最終候補といわれる。ジャイアンツに続いて、ブルージェイズ、ドジャースが大谷と面談を行ったという情報が出てきて、争奪戦はいよいよ佳境に入ってきた。

 そんな中、エンゼルスが候補に残っているのは、それなりの理由があるのだ。

■ドジャーズとの面談をロバーツ監督が名言

 大谷の移籍先候補のひとつであるドジャースのデーブ・ロバーツ監督は日本時間6日、テネシー州ナッシュビルのウインターミーティング会場で取材に応じ、本拠地ドジャースタジアムで面談したと明かした。

 大谷とは球団フロントも交えて2、3時間ほど話したそうで、同監督は「彼は我々の最優先事項だ。うまく事は運べたと思う」と交渉の手応えを口にした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇