大谷翔平残留のためなら…エ軍の渋ちんオーナーが舵切ったぜいたく税OK、マネーゲーム上等の魂胆
大谷翔平(29)との再契約を狙うエンゼルスが、マネーゲームも辞さない構えを見せている。
ペリー・ミナシアンGMは、日本時間8日に開幕したGMミーティング(アリゾナ州スコッツデール)の会場で、日米の報道陣に対応。今FA市場最大の目玉である大谷について「我々のプラン通りに進めていく」と交渉を継続すると明かした。
700億円規模の史上最高契約額が見込まれる大谷と再契約に至れば、ぜいたく税の支払基準額(来季は約357億円)を超過する可能性もあるが、同GMは「チームにとって正しい選択であれば、オーナー側は(ぜいたく税)支払いも辞さない」と強調したのだ。
アーティ・モレノ・オーナーといえば渋ちんで有名。今季開幕前の労使交渉では年俸総額の引き上げに真っ向から反対した。これまでぜいたく税の支払いを回避し続けてきたオーナーが心変わりしたのは、大谷のパフォーマンスを評価しているのはもちろん、二刀流によってもたらされる利益を見込んでいるからだ。
地元メディアなどによれば、リアル二刀流の実質1年目だった2021年以降、球団の利益は年々増加。全世界から注目を集める大谷のおかげで今季、スポンサー収入だけで50億円近い利益を得たといわれる。