中日・立浪監督「最後のお願い」で中田翔ら積極補強 それでも勝てなきゃジ・エンド
中日は15日、来年度のチームスローガンを「勇龍突進 Always be a Challengers」にしたと発表した。
就任以来2年連続で最下位に沈んだ立浪和義監督(54)は「選手たちは2年間悔しい思いをした。臆することなくチャレンジしようと選手に伝えたい」と3年目への意気込みを語った。
今オフは2年総額6億円の破格の条件で巨人を自由契約となった中田翔(34)を補強。こちらも自由契約ながら、上林誠知(28)や中島宏之(41)らも獲得した。中日のかつてない積極補強は、立浪監督の「最後のお願い」だという。
「本拠地のナゴヤドームが広過ぎるため、立浪監督は『ホームランテラスを設置して、もっと本塁打を出やすくしたい』と球団に頼んでいるのに、全く相手にされない。この2年間は大した補強もしてもらえなかった。3年契約最終年に向けた最後の切り札が、中田の補強だったのです」(球界関係者)
中日は今季、防御率はリーグ2位の3.08ながら、打線の援護率は2.73で12球団ワースト。立浪監督の要望がやっと通り、戦力が増強できたのだから、それでも勝てなければ、“文字通り”来季限りとなりそうだ。