今永昇太にも“由伸バブル”が波及 先発の目玉右腕逃した球団がズラリ方向転換と米メディア
FAの目玉右腕の争奪戦が大詰めを迎えている。
ポスティングシステムによるメジャー移籍を目指す山本由伸(25)に対する各球団の条件提示が日本時間19日にスタート。この日までにレッドソックスとジャイアンツが総額3億ドル(約430億円)超のオファーを出したという。
今後は本命視されるヤンキース、メッツなどが条件提示を行い、山本サイドは全てのオファーが出そろってから最終的な判断を行い、早ければ今週中にも移籍先を決めるとみられる。
日本の“サイ・ヤング賞”右腕の決断が秒読みに入った中、もうひとりの日本人投手の注目度が増してきた。同様にDeNAからポスティングでメジャー移籍を目指す左腕の今永昇太(30)のことだ。
複数の米メディアによれば、山本の獲得に失敗し、先発補強を目指す球団が今永に方向転換するというのだ。
山本サイドとの交渉に臨んだのはヤンキース、ドジャース、メッツ、レッドソックス、ジャイアンツ、フィリーズといったいずれも資金力豊富な球団ばかり。先発左腕は他に今季のナ・リーグのサイ・ヤング賞投手でパドレスからFAになったブレイク・スネル(31=14勝9敗、防御率2.25)がいるものの、パ軍で師弟関係にあったボブ・メルビン監督が就任したジャイアンツへの移籍が確実視されている。