売れ残っているのはワケがある…FAランク上位選手4人と藤浪晋太郎の意外な共通点
オフの移籍市場には大まかな流れがあり、FA選手ランキングで1ケタ台の大物は12月20日ごろまでに、おおかた契約を完了し、その次にランクされる20~30人の選手は1月半ばまでに、その他の1年契約の選手も2月初旬までにサインしてキャンプインの準備に入る。
ところが、今オフは進行が遅く20日時点で、ランキング1ケタ台で所属先未定の選手が4人もいる。ブレイク・スネル、コディ・ベリンジャー、ジョーダン・モンゴメリー、マット・チャップマンである。この4人には共通点がある。全員が辣腕で鳴る代理人スコット・ボラス氏の顧客なのだ。
そのため米国メディアの中には、2月に入ってもボラス代理人と球団のシビアな交渉が続くと予想して、FA市場で大量の積み残しが出るのでは、と懸念するところも出てきた。
よく知られているようにボラス氏は、相場とかけ離れた高い金額を設定し、球団とシビアな交渉を繰り広げて目標の契約を勝ち取るスーパー代理人である。現時点でFA市場の目玉になっている4選手をコントロールできる立場にあるので、交渉はキャンプが始まっても続くことが予想される。