佐々木朗希が抱える環境変化への適応不安…「韓国遠征6キロ激痩せ」「ベンチ裏で涙」の過去
新たな環境への適応を懸念する声もある。
「朗希は辛いものが苦手で、岩手出身ながら盛岡冷麺はほとんど食べたことがないそうです。高校3年時に出場した韓国でのU18では食が合わず、体重が86キロから6キロ痩せてしまった。心配した家族がカップ麺やカルピスを差し入れたほど。おまけに合宿中に右手中指のマメを潰して本番ではまともに投げることすらできませんでした」(前出の関係者)
■野茂英雄氏との決定的な違い
もっとも、食事に関してはプロ入り後はだいぶ改善され、現在は栄養士が作った弁当を球場に持ち込むなど、肉体管理に余念はない。
「米国でも栄養士のサポートがあれば何とかなるはず。ただ、慣れない環境でストレスを抱えるかもしれない。年間通して先発ローテを守ったことがない体の部分もそうだが、高校時代から指導者に過保護に育てられただけでなく、WBC準決勝では4回3失点と打ち込まれ、ベンチ裏で泣いたように、ひ弱さが目につきます」(ロッテOB)
一部には周囲の反対、批判を押し切って渡米した元近鉄の野茂英雄氏と重ねる声もある。野茂も朴訥な性格で、若手時代は体の線も細かった。「しかし、野茂はアマ時代からとにかく体もメンタルもタフで適応力が高かった」とは、古株の球界関係者だ。