メジャー初勝利の山本由伸は「2戦連続無失点」 好投支えたドジャースの投手起用とは?
メジャー挑戦する日本人投手にとって、鬼門は1年目の前半。大谷、田中将大、藤川球児、和田毅……彼らはサラサラして滑りやすいメジャー公認球、硬いマウンド、タイトな登板間隔……日本のプロ野球と異なる環境への対応から肘の靱帯を損傷した。その点、山本は無理のない起用に助けられ、それが好投につながっているようなのだ。
この日の山本は初回の無死満塁から三者連続三振。2死走者なしからまたしても満塁とされた二回も後続を三振に打ち取った。勝負どころで再三使ったカーブが有効だった。
「素晴らしい投球内容だったね」とロバーツ監督が相好を崩せば、山本本人も「(初勝利は)すごく嬉しい。きょうはストライクゾーンにいい球を投げていこうと。カーブで何とかカバーできた」と満足げだった。
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山本はデビュー戦で「日本人投手最短KO」という不名誉なスタートを切っていた。これを招いたのは本人の問題ではなく、実はフロントの失態と言っても過言ではない。いったいなぜか。
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