体操・杉原愛子が開発 性被害対策と実用性を兼ねた「新型ユニホーム」で業界に新風吹き込む

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 そこで杉原がプロデュースしたのがレオタードならぬ、「アイタード」。馴染みのあるハイレグとは異なり、太もも上部までカバーするように裾がついている。

 体操はユニホームに厳しい規定が設けられているが、これは「国際基準」をクリアしている新モデルだ。性被害対策はもちろん、実用性も兼ねている。

■「レオタード」がスタンダードになりすぎている

「体操と生理は切り離せない問題です。体操では大会中だけでなく、練習中にナプキンをつけていたら、『はみ出しているかも』と不安になる選手は多いはず。それでは演技に100%の集中はできません。アイタードならそんな心配を取り除いてくれます。私も使い始めてからは不安が一切なくなりました」

 東京五輪ではドイツ代表が足首まで裾のあるロングスパッツタイプの「ユニタード」を着用して大きな注目を集めた。しかし、空中で足を掴む際などに手が滑り、大事故につながる危険性は否定できない。

 これを理由に杉原は感心しつつも着用を検討すらしなかった。

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