日本ハム万波中正は「使い込まれて」真価発揮するタイプ 新庄監督の“特別扱い”は逆効果だった

公開日: 更新日:

 昨季、本塁打王に1本差の25本塁打を放った万波中正(24)にエンジンがかかってきた。

 15日の西武戦は、初回に先制の5号3ランを放つなど5打数3安打4打点。今季2度目の5連勝に貢献し、チームの貯金は今季最多を更新する「7」になった。

 開幕からパッとしない時期が続いたが、ここ5試合は18打数7安打(打率.389)、2本塁打、8打点と打ちまくっている。日本ハムOBがこう言った。

「新庄監督は年明け、決まっているレギュラーは万波だけと公言。キャンプの紅白戦やオープン戦では1打席で引っ込めたり、欠場させたり、ひとりだけレギュラー扱いした。他の若手を実戦で試したい事情も、ケガを心配する気持ちも分かるけれども、万波はまだ若いし、体も人一倍、丈夫な選手。試合に出ないことで欲求不満になり、ストレスをためていたというのです。彼のようなタイプは毎日、試合に出て、使い込まれて真価を発揮しますからね」

 よかれと思えばこその特別扱いが結果としてアダになり、不調につながったというのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…