早大7季ぶりリーグ制覇も小宮山監督に「今秋限りで退任」の可能性…後任探しはすでに始動
2日に7季ぶり47度目のリーグ優勝を果たした早大野球部。ロッテ、メッツなどでプレーした小宮山悟監督(58)は大学球界初のメジャー経験者として2019年から母校を率い、今年で6年目を迎える。
プロ時代は「頭脳派」と称されたものの、早大では初代監督で「学生野球の父」である飛田穂洲の「一球入魂」をモットーに、学生に厳しさを求めた。就任時には「まずは(部の)もろもろを正す、というところから始めたい。100年を超える歴史がある早稲田大学の野球部とはこうだ、というものを常に意識し、重みを感じてほしい」としたうえで、「かつて僕が教わったことをそっくりそのまま伝える使命がある。先輩が築いてきたものが音を立てて崩れないように。昔ながらの考えと言われればそれまでだが、嫌だという人間はいてもらうと困るから、出ていってもらって結構というスタンスで臨むつもり。学生たちは反旗を翻すと思いますよ。今までと違うわけですから」と、覚悟を口にしていた。
「古き良きモノ」を指導に取り入れ、試行錯誤を重ねた6年間が実を結んだわけだが、さる東京六大学野球関係者は「このままいけば、今秋限りで退任するのではないか」と、こう続ける。