西武「100敗ペース」で迎える戦慄の株主総会…球団売却の話題は不可避か

公開日: 更新日:

 監督交代という荒療治の効果もなく、交流戦でも断トツの最下位に沈んだ西武。20日間の期間中に10もの借金を上積みして、ここまで19勝44敗の勝率.302とシーズン100敗ペースで黒星を重ね続けている。

「年間100敗を喫した例は、長いプロ野球史でも1度だけ。1961年に近鉄が記録した36勝103敗1分けが最初で最後です。メディアでも100敗がクローズアップされ、球団関係者は頭を抱えている。今月21日には親会社の西武ホールディングスの株主総会を控えているからなおさらです」(放送局関係者)

 球団幹部は昨年の同総会でも株主から責め立てられた。強制性交容疑で書類送検されていた山川穂高(現ソフトバンク)について、「起訴、不起訴に関わらず、解雇を考えていいのでは」と迫られ、長髪をなびかせる高橋光成、今井達也に対しても、「見苦しい。食事がまずくなる。注意できないのか」と、相次いで苦言を呈された。

「17年の株主総会では、16年まで3年連続Bクラスに沈んでいたチームに対し、『ライオンズのためにもっとお金を使うべきだ』『選手強化の取り組みが不十分』。それ以前にも『〇〇を使え』などと用兵や采配への注文が出ることがあった。4年連続V逸中の西武は、そのうちBクラスが2度で、今季このまま反攻することなく終えれば、5年で2度目の最下位。株主総会では球団売却を求める意見が出ることも想定されています」(同)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇