中日立浪監督「ビリ回避なら続投説」は本当か…3年連続“安定の低迷”でも観客動員は絶好調
とはいえ、昨季は、球団史上初の2年連続最下位。今季も最下位でワースト記録を更新するようなら、退任は確実だろう。実際、「ポスト立浪」には、球団OBで侍ジャパンの井端弘和監督(49)、井上一樹二軍監督(52)の名前が挙がっているという。
では、最下位から脱出した場合はどうか。
「選手の“支持率”次第でしょう」
とは、古株の球団OB。
「現状、チーム内の立浪監督の支持率は高くないそうです。打撃指導は自身の理論を押し付けがち。これが合わない選手も中にはいますが、指揮官の指示に背けば使ってもらえなくなるばかりか、京田(現DeNA)のようにトレードで放り出されかねない。嫌でも従わざるを得ないという空気が充満しているというのです」
作戦面もクエスチョンマークが付くものが少なくない。
「今月9日のDeNA戦(横浜)がいい例です。5-5の延長十回1死一塁、宇佐見の打席で立浪監督はエンドランを指示。宇佐見は空振りし、一走の高橋は二塁で封殺された。しかし、この回から登板したDeNAの徳山は制球に四苦八苦しており、バットにボールを当てるのは容易ではなかった。ベンチの作戦ミスと言っても過言ではない。結局、この回は無得点に終わり、その裏にサヨナラ負けを喫した。すると翌日、宇佐見は登録抹消された。これが懲罰人事だとしたら、選手に責任を押し付けているようなものです」