大谷が28年ロス五輪に出場意欲でも野球は完全消滅危機…クリケットに取って代わられる?
ドジャース・大谷翔平(30)が再び、打撃3冠を射程圏に捉えた。
日本時間24日のジャイアンツ戦は四回に2点二塁打を放つなど、5打数2安打3打点1盗塁。打率.314はナ・リーグトップのブルワーズ・イエリッチに1厘差、73打点は同1位のブレーブス・オズナ(79打点)に6差と迫り、トップを独走する30本塁打と合わせてトリプルクラウンにまた一歩近づいた。
折しも、この日は26日のパリ五輪開会式に先駆けてサッカーと7人制ラグビーが初戦を迎えた。次回2028年のロサンゼルス大会で復活する「野球・ソフトボール」を巡っては大谷、フィリーズ・ハーパーら、メジャーを代表する選手が出場に意欲を見せている。大谷らのスーパースターが野球の発展のためと協力姿勢を打ち出したのとは対照的に、MLBトップのマンフレッド・コミッショナーは「協議の余地はある」としながらも、依然として煮え切らない。
■IOCの思惑
バリバリのメジャーリーガーが五輪に出場すれば、野球の世界的な普及につながるのは明らかだが、競技として採用されるのは現時点ではロス大会のみ。32年ブリスベン大会(豪州)で実施される可能性は低いのが現状だ。