柔道男子100キロ級連覇ならず涙…ウルフアロンが失意に暮れて、引退を考えた東京の夜
講演会や柔道教室の依頼も積極的に引き受けた。服装に指定がなければ、柔道着や日本代表のジャージを着て、子どもたちと一緒に汗を流した。
22年2月からは芸能活動に区切りをつけ、柔道に専念したが、イバラの道が待ち受けていた。
練習中のケガでリハビリを余儀なくされたり、コロナに感染して海外の大会に出場できないアクシデントに見舞われたり…。紆余曲折がありながらも東京大会覇者としての意地を見せ、2大会連続出場を決めたが、連覇の壁は厚かった。
ウルフは「僕の柔道人生の集大成にしたい大会でした。後悔はない。自分のなかでできることを最大限やって畳の上に上がることができた。やり残しをして負けたっていう風な気持ちにはならない」と言った。10月には柔道界を盛り上げるべく、佐賀国体の「一般」の部に出場する予定だという。