《本多雄一の巻》頭からフェンスに激突してもボールを離さないガッツの持ち主
本多雄一
今回はホークスの一軍内野守備走塁コーチを務める本多雄一(39)の回になります。地元福岡県生まれで鹿児島実業に野球留学し、三菱重工名古屋でプレー。2005年大学・社会人ドラフト5巡目で入団しました。
現役時代の言動を知っている方はご存じでしょうが、とにかくマジメ。入団当初から大人っぽい性格で、その当時から普段の食事にも気を使っていたくらいです。
社会人出身なので1年目から一軍起用が見込まれていましたが、オープン戦で負傷し、開幕は二軍スタート。本格的に一軍で活躍するのは2年目からになります。それでも希望枠で同期入団の松田宣浩は自分より先に一軍に定着した本多のことを、相当意識していましたね。
プレースタイルは堅実ですが、ここぞでガッツを見せてくれる。2012年の日本ハムとのCSファイナルステージ3戦目では、札幌ドームのフェンスに頭から激突しながらダイビングキャッチ。頚椎捻挫で病院直行となりましたが、それでもボールをこぼしませんでした。当時、一軍内野守備走塁コーチだった鳥越裕介も「ボールを離さなかったのが偉い!」と絶賛していました。