【箱根駅伝】「予選会組」からのシード入りを阻む「高い壁」の正体…今大会は10組中たった2校だけ
予選会組が苦戦するのは、そもそもの実力不足に加え、こんな事情があるからだ。
箱根の予選会は10月の出雲駅伝の直後に行われ、2週間後には全日本駅伝もある。そんなハード日程の中、上位10人のハーフマラソンの合計タイムで競う予選会に臨む。
「このきつい日程をこなして本戦の出場権を取るのは至難の業です。シード校は箱根だけを考えて調整できるのでこの差は大きい。さらに、予選会で出場権を手にして疲労がたまっている選手たちに、シード校の選手たちが1万メートルやハーフマラソンで出した好記録の情報が入ってくる。不安になって『自分も記録を出さなければ』という思いから1万メートルの記録会やハーフマラソンを走って、本番に向けてコンディションを最高の状態に持っていくピーキングに失敗するケースが多いのです」(前出の関係者)
来年からは、予選会から這い上がってきた大学にこそ熱いエールを送ってほしい。
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ところで、駅伝といえばケニア人留学生の活躍が話題になるが、彼らはどのような待遇を受けて学生生活を送っているのか。その「知られざる実態」とは。
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