ドジャース佐々木朗希“メジャー初勝利”に立ちはだかるメンタルの罠…前回WBCではベンチ裏で涙の過去

公開日: 更新日:

 ロッテ時代の2023年7月には脇腹を痛めて離脱。CSに向けて9月10日の復帰登板も含めて3イニングずつ2試合に登板したが、3試合目を発熱でドタキャンしたという。

 ロッテОBが言う。

「数日後に熱は下がったのに当初、ソフトバンクとのCSファーストステージは投げたがらなかったと聞きました。結局、ファーストステージ第1戦に先発して3イニングだけ投げたが、首脳陣に背中を押されて、渋々、マウンドに上がったそうです」

「上半身の疲労」「右上肢のコンディション不良」で2度、登録抹消された昨季はこんなことがあった。

「肘の靱帯が断裂や損傷していれば、それこそ一大事。球団は検査を受けさせたが、異常はなかった。周囲が『なぜ、投げないのか』と気を揉む中、本人は『しっくりこないので』と言ったそうです」(前出のОB)

 こうしたメンタリティーもあってか、経験がない大舞台で、もろさを見せることがある。高校時代はU18で何度も指のマメを潰した。23年WBCでは準決勝のメキシコ戦に先発するも、4回3失点で降板。ベンチ裏で涙を流して悔しがったという。

 首脳陣による配慮もあって故障は防げたとしても、果たして日本開幕戦で結果を残せるのかどうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 2

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  3. 3

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  4. 4

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  5. 5

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  1. 6

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  2. 7

    僕が東都大学リーグで過ごした4年間の濃ゆい思い出…入れ替え戦史上初の3試合連続本塁打を放った

  3. 8

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    ドジャース大谷「WBC不参加」懸念は消えず…本人は乗り気も「代表サイド」と「カラダ」が抱える大問題

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 3

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  4. 4

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  5. 5

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  5. 10

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ