「自己治癒力を高める医療」小西康弘著

公開日: 更新日:

 現代医学では、病気に対して悪い部分をどのように抑え込むか、または取り除くかという形で治療が進んでいく。しかし著者は、病気を体全体の問題と捉え、その根本原因の解決を図ろうとする「統合医療」を実践し、自身の医院であらゆる疾患の治療に携わっている。

 統合医療で特に大切なのが、患者が本来持つ自己治癒力の強化であるという。私たちの体の中では、60兆個もの細胞を健全に機能させるため、自律神経系やホルモン系、免疫系などのシステムが常に働いている。そして、これらのシステムを阻害するのが、体の冷えや、ビタミンやミネラルの不足であるという。

 自己治癒力を高めるための瞑想(めいそう)法なども紹介しながら、そのメカニズムを詳しく解説していく。(創元社 1300円)

【連載】気になる新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  2. 2

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  5. 5

    パワハラ告発されたJ1町田は黒田剛監督もクラブも四方八方敵だらけ…新たな「告発」待ったなしか?

  1. 6

    矢沢永吉「大切なお知らせ」は引退か新たな挑戦か…浮上するミック・ジャガーとの“点と線” 

  2. 7

    中日井上監督を悩ます「25歳の代打屋」ブライト健太の起用法…「スタメンでは使いにくい」の指摘も

  3. 8

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 9

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  5. 10

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは