「凶獣の村」櫛木理宇著
「凶獣の村」櫛木理宇著
L県の胎岳村で元警官の三ツ輪の刺殺体が発見され、一緒にいた7歳の孫娘が行方不明に。県警の捜査1課の刑事・鳥越も所轄署の長下部と組んで捜査に加わる。
胎岳村では25年前にも7歳の少女の惨殺死体が見つかるという事件が発生。当時、敏腕刑事として名をはせた三ツ輪も捜査を担当したが、その事件は未解決のままだ。当時の胎岳村は、新興宗教「十雪会」の本拠地だったが、教祖の死後に会は衰退。
しかし、村には今も関係者が住んでおり、その一人、教祖の息子の天馬の家に犯人から三ツ輪の孫の身代金を要求する手紙が届く。鳥越らは身代金の受け渡し場所に指定された繁華街の噴水を張り込むが予定外の騒ぎが起き、犯人は現れない。
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