稽古を通じて“同志”になった 俳優・内野聖陽への信頼
内野さん、チラシ撮影の日に無精ひげをはやしてスタジオ入りしてくれたんですよ。他の仕事もあるから、と言い出せなかったのに、「この方がいいかな、と思って」と自ら役に近づいてきてくれたんです。こういうとき、演出家はすごくうれしい。
バブリーな70年代後半のCM界を生きたディレクターの気分をつかみたいから、「ヒットCMの曲を集めて」「幕開けにそれをかけようか」との提案もあり、まさに頼もしい同志です。