毒蝮三太夫が明かすジジババ連呼の“毒舌”でも愛される秘密
タレントの毒蝮三太夫(83)が担当するTBSラジオの名物コーナー「毒蝮三太夫のミュージックプレゼント」が1969年10月のスタート以来、50周年を迎えた。
現在は、「金曜たまむすび」内での週1回の放送だが、当初は月~金曜の毎日放送。首都圏のスーパーや工場、各種施設などを訪問し、人情味あふれるコミュニケーションで集まったギャラリーと聴取者を楽しませてきた。
これまで訪問した場所は1万カ所以上、出会ったお年寄りは数十万人に上るという。
放送開始51年目(放送回数1万3001回目)に突入した今月11日は、仕出し弁当の製造販売を営む「愛夢高伸コーポレーション」(埼玉県戸田市)から生中継。
下駄にマイク一本という番組スタート当初から変わらぬスタイルで登場すると「50周年おめでとうございます」と書かれたパネルやデコレーションされたちらし寿司を手に同社の社長や従業員、近所の人ら約50人が大喝采で出迎えた。
打ち合わせなしのぶっつけ本番。ギャラリーを次々とイジりたおし、会場は爆笑に包まれる。「こっちは近所のババアだな? ナンマイダブ、ナンマイダブ」とツッコまれた80代のおばあちゃんは涙目になって笑っている。みんな毒蝮にツッコまれて心底うれしそうだ。