体重減効果も 4月発売「糖尿病新薬」飲んでいい人、悪い人

公開日: 更新日:

「高血糖が続くと、それが毒となって血管や臓器を傷めるので、体は大事なエネルギーを外に捨てます。今回の薬はそれを逆手に取ったもので、食後で160~180mg/dlといった高血糖になる前の、もっと血糖が低い段階から糖を尿中に出すのです」

★「SGLT2」とは?

腎臓の近位尿細管という部分で、糖を再吸収する輸送体です。SGLT1とSGLT2があり、主に働いているのはSGLT2で、新薬ではこちらの働きを阻害して糖の再吸収を阻止します。SGLT1も阻害する薬も研究されていますが、消化管障害などが起きやすいため、SGLT2にターゲットを絞った新薬が開発されました」

★SGLT2阻害薬のメリットは?

「この薬は、単独使用では血糖が過剰に下がる低血糖が起きにくい薬です。脂肪が分解されやすくなり、体重も2~3キロ落ちる方が多いのもメリットです。また、従来の薬と全く作用が異なるので、今までの薬で不十分な場合に、併用でも効果が期待されます」

★デメリットは?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動