スポーツマン体型目指すなら「空腹でトレーニング」は逆効果

公開日: 更新日:

■「スリムなスポーツマン体型を目指し、空腹で運動する」のウソ

 筋肉をつけて痩せようと、空腹で運動をする。これ、むしろ痩せにくいという。

 格闘技選手などトップアスリートを指導する、スポーツトレーナーの土田武氏がこう言う。

「栄養を摂取して血糖値が上がると、膵臓からインスリンが分泌され、主に筋肉→肝臓→脂肪細胞の順に栄養が運搬されます。ところが、空腹で低血糖のまま運動すると、燃料がないので筋肉を燃料にし始めます。すると、体重は落ちるが肝心な筋肉も落ちる。多少お腹がへこんでも、締まった体にはなりません。

 そもそも、体脂肪を燃やすのは筋肉。筋肉がないと基礎代謝も下がり、体脂肪が燃えにくい体になります。これが毎日運動に励んでいるのに体重が停滞する一因です。トレーニングは空腹で行わず、筋肉のモトとなるタンパク質の摂取を心がけましょう。手軽にタンパク質を取るなら、プロテインです。仕事終わりにジムに駆け込む際は、プロテインを飲みながらトレーニングをしたほうが効果的です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」