スポーツマン体型目指すなら「空腹でトレーニング」は逆効果
■「スリムなスポーツマン体型を目指し、空腹で運動する」のウソ
筋肉をつけて痩せようと、空腹で運動をする。これ、むしろ痩せにくいという。
格闘技選手などトップアスリートを指導する、スポーツトレーナーの土田武氏がこう言う。
「栄養を摂取して血糖値が上がると、膵臓からインスリンが分泌され、主に筋肉→肝臓→脂肪細胞の順に栄養が運搬されます。ところが、空腹で低血糖のまま運動すると、燃料がないので筋肉を燃料にし始めます。すると、体重は落ちるが肝心な筋肉も落ちる。多少お腹がへこんでも、締まった体にはなりません。
そもそも、体脂肪を燃やすのは筋肉。筋肉がないと基礎代謝も下がり、体脂肪が燃えにくい体になります。これが毎日運動に励んでいるのに体重が停滞する一因です。トレーニングは空腹で行わず、筋肉のモトとなるタンパク質の摂取を心がけましょう。手軽にタンパク質を取るなら、プロテインです。仕事終わりにジムに駆け込む際は、プロテインを飲みながらトレーニングをしたほうが効果的です」