苦しまないという意味では致死性不整脈が“理想的”かも

公開日: 更新日:

 多くの人が漠然と「長生きしたい」と考えるようになってきている印象です。しかし、私は早死には決して負けではなく、「早死にを笑うな」という思いを強く持っています。

 たとえば、人生において自分がどうしてもやりたいことが仕事だという価値観を持っている人がいます。そういう人は一心不乱に働き、成功すればするほどプライベートな時間がなくなるという“落とし穴”があります。睡眠食事といった生活のリズムも乱れて健康が犠牲になり、結果的に早死にしてしまうケースは少なくありません。

 そうした短命な人に対し、「身を削って働いて早死にするなんてバカなヤツだ」と笑う人は多いでしょう。しかし、自分の才能や可能性、価値観を追求し、やりたかったことを思い切りやれた人生だったともいえます。早死にだったとしても、その人の価値が下がるわけではなく、敗者でもありません。尊いひとりの人間の人生なのです。

 ご家族がある人の場合、早死にすると残された子供は苦労するかもしれません。しかし、子供は親の死を糧にしながら強く生きていくものです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    六代目山口組・高山若頭の相談役人事の裏側を読む

  2. 2

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  3. 3

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  1. 6

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード

  2. 7

    “路チュー報道”STARTO福田淳社長がフジ新取締役候補というブラックジョーク…堂本光一も痛烈批判

  3. 8

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希 160キロ封印で苦肉の「ごまかし投球」…球速と制球は両立できず

  5. 10

    ダウンタウン浜田雅功“復帰胎動”でまたも「別人疑惑」噴出か…中居正広氏「病後復帰」では陰謀論がワンサカ