【うつ病】眠れない日に子供時代の嫌な記憶を思い出した

公開日: 更新日:

 不眠症は「うつ病」を予見するシグナルのひとつである。眠れない日は決まって子供時代を思い出すようになり、小学時代や中学時代、担任の先生に殴られた記憶が蘇った。

「なぜあの時、先生に反抗し、殴り返さなかったのか」――。悔しくて仕方がなくなって興奮し、ため息をついたまま朝方まで眠れない。翌日、目を真っ赤にして会社に顔を出すものの、頭がボーッとして仕事に身が入らなかった。

■何も食べなくてもお腹が食欲がわかない

 2週間ほど不眠状態が続いていたある日、朝方、ネクタイを締めようとしたところ、なぜか面倒くさくなってしまう。外は土砂降りの雨。越川さんは会社に「体の調子が悪いから今日は休む」と連絡をした。朝から何も食べていないが、お腹はすかない。まったく食欲がわかなかった。

 欠勤が10日ほど続いたころ、訪ねてきた彼女が開口一番、「何よこれ? 部屋が汚い!」と驚きの声を上げた。

 越川さんは、奇麗好きできちょうめんなタイプで、部屋の掃除を毎日欠かさない。洗濯物をためるようなこともなかった。それが、部屋はホコリだらけ。無精ひげを生やし、汚れた下着やパジャマを部屋中に散らかしていた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した