薬剤師と医師が推奨 二日酔い封じる2つの漢方薬の効果

公開日: 更新日:

 ついつい飲み過ぎてしまう忘年会シーズン。翌朝の頭痛、吐き気といったつらい症状を和らげてくれる“特効薬”があるという。今年10月にアルコール頭痛対策薬「アルピタン」(小林製薬)が発売されたが、調べてみたらその成分にヒントがあった。

 漢方薬局「氣生」オーナーで漢方薬剤師の久保田佳代さんが、「“今晩はたくさん飲みそう”という時には、とりあえずこれを服用してみて下さい。ハイ、どうぞ」と、差し出してくれたのが、「五苓散」と「黄連解毒湯」。五苓散は、「アルピタン」に配合されている成分。過剰な水分やアルコールの排出を助けてくれるという。

「黄連解毒湯は血の熱を冷ます清熱解毒剤です。『酔快』と呼ばれるくらいで、五苓散と一緒に飲むと二日酔いになりにくく、なったとしても回復しやすくなります」(久保田さん)

 一方、筑波大学付属病院臨床教授の加藤士郎医師は、「不摂生をしていて、二日酔いだからと漢方薬やサプリメントなどでなんとかしようとするのは全く賛成できない」とばっさり。そこをあえて、と伺ったら、やはり「五苓散」と「黄連解毒湯」の2つの名前が出てきた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…