えのきどいちろうさん 続発性の脳腫瘍と「一生付き合っていく」

公開日: 更新日:

 入院中、ずっと「どのくらい体が弱い人になるんだろう」とか「一生この体でだましだましやっていかなきゃいけないのだな」などと考えていました。ただ、そのうちに、「このだましだましやっていくのも、けっこう面白いぞ」っていう境地になってきたんです。

 思えば、人はみんな与えられた環境の中で与えられたものを工夫して生きているんです。今回、ボクに与えられたカードは脳腫瘍でしたが、そこに文句を言ってもしょうがない。多少嫌なことがあっても、体調が悪くても、その中でベストを出せる“快活なプレーヤー”。そういう人でありたいといまは思っています。

▽1959年、秋田県生まれ。大学在学中に雑誌「宝島」で執筆活動をスタートする。連載コラムを何本も担当する傍ら、ラジオでもレギュラー番組を持つ。日本ハムファイターズのファンとしても有名で、スポーツやゲームに対する鋭い考察で人気を博している。球界達人対談集「本当は、死ぬまで野球選手でいたかった」(ベースボール・マガジン社)ほか著書多数。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭