そもそもホクロって何? 生える毛はなぜ太くて長いの?

公開日: 更新日:

 昔から「ホクロの毛を抜くとがんになる」という俗説がある。一方、中国などではホクロに生えた毛を「宝毛」と呼び、縁起のいいものとされる。それほど関心が持たれるホクロに生える毛だが、周囲の毛より太く、長くなりやすい印象がある。なぜなのか? そもそも「ホクロ」とは、何なのか。「新東京クリニック/美容医療・レーザー治療センター」(千葉県)の瀧川恵美センター長に聞いた。

「ホクロは俗称で、医学的には『母斑(ぼはん)細胞母斑』または『色素性母斑』と呼びます。メラニン色素を作るメラニン細胞が変化した『母斑細胞』が増殖してできる良性腫瘍の一種です。一般的には、小さいものはホクロ、大きいものは黒アザと呼ばれます」

 母斑細胞母斑は大きさで分けられ、直径1.5センチまでの小型のものはホクロと呼ばれる。大半は後天性で3~4歳ごろから発生し、次第に数が増える。盛り上がるものと平らなものがある。直径1.5~20センチのものは黒アザと呼ばれ、多くは先天性で頭や首によくみられ「通常型」ともいわれる。直径20センチ以上のものは「巨大先天性色素性母斑」と呼ばれ、体や手足など広範囲にみられ「特殊型」といわれる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動