治療は自宅でOK 花粉症の根治薬「シダトレン」の効き目

公開日: 更新日:

 症状を和らげるためには薬が欠かせないが、医師の処方が必要な医療用医薬品に含まれていた成分が一般用医薬品に転用されるようになったこともあり、最近は病院に行かない人も増えているらしい。そもそも耳鼻科に行ったところで、症状を止める治療を受けられるわけではないし、主たる目的は薬をもらうことだ。それが薬局でも買えるなら、待合室で余計な時間を過ごす必要はない。そんなふうに考えるサラリーマンは多いだろう。

■舌の下に置くだけで

 実は、花粉症には根治を目指した薬もある。3年あまり前に発売された「シダトレン」がそれだ。スギ花粉を原料としたエキスを少しずつ、長期にわたって体に取り込むことで、アレルギー症状が出ないようにする薬である。

「アレルギーの症状は、本来は害がないにもかかわらず、体が害のあるモノだと勘違いして過剰反応することで出ます。そこで、害がないのにアレルギーを引き起こす物質を毎日、少しずつ体に取り込めば、体が慣れてきて過剰反応が出ないようになると期待できます。時間をかけて体質を整えるわけですね」(発売元である鳥居薬品の経営企画室)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された