薬が効かない花粉症を確実に抑えるなら“プラス”がコツ
Q 花粉症で市販薬を飲んでいるのですが、効き目がイマイチ。薬で止めるのは無理ですか? (40代女性)
A 花粉症は比較的薬がよく効くと考えています。薬のタイプを知り、症状に合わせて適切に使えば、日常生活に支障が出ないレベルまで症状を抑えられます。
市販薬のほとんどは抗ヒスタミン剤。商品名は違っても、主たる薬効成分は同じ種類の薬剤です。患者さんの中には、「効かない」と言って抗ヒスタミン剤の種類を取っ換え引っ換えしてしまう人がいますが、あまり意味がありません。
多少の合う・合わないはあっても、抗ヒスタミン剤であれば、結局はどれを使ってもそう変わらない。それよりも、抗ヒスタミン剤を飲みながら、症状を緩和するための薬をプラスする方が効果的です。
目のかゆみが強い人は点眼薬を、鼻詰まりがひどい人は点鼻薬をプラスするのです。漢方薬や他の炎症を抑える薬を追加して症状が軽快する場合もあります。
さらに市販薬が効かないと感じている人は、自分の症状に合っていない使い方になっている可能性が高い。