治療の基本は吸入 かかりつけ薬剤師が専門医不足を補う

公開日: 更新日:

 医師がステロイドの吸入指導をしっかりできれば一番ですが、その時間をなかなか取れないのが現状です。

 そこで、薬剤師さんにも、かかりつけ薬剤師として吸入指導に積極的に参加してもらう試みが全国的に広まっています。患者さんにとっても、医師より薬剤師さんの方が気軽に相談しやすいようで、好評です。

 さらには、地域連携の強化にも力を入れています。NTT東日本関東病院がある品川区には呼吸器専門医で開業している先生が極めて少ないのが現状。そこで、専門医でなくても呼吸器疾患をたくさん診ているキーマンとなるような影響力のある内科医と連携して、適切な治療が一人でも多くの患者さんにつながるようにしています。

(NTT東日本関東病院呼吸器センター・放生雅章センター長)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャースの“朗希タンパリング疑惑”で大迷惑!米29球団&日本プロ球団こぞって怒り心頭の納得理由

  2. 2

    柔道ウルフ・アロン「誤審」「不可解判定」「AI審判」「やらせ疑惑」をとことん語る

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 5

    吉永小百合(10)「15歳年上のバツイチと、よく一緒になりましたね」会員限定記事

  1. 6

    「建築界のノーベル賞」受賞の権威が大阪万博をバッサリ!“350億円リング”「犯罪だと思う」

  2. 7

    渡部建はキスなし即ベッド“超自己中SEX” 元カノ女優が激白

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    柔道ウルフ・アロンが“弟分”斉藤立を語る「仏リネール選手はタツルに持たれることを恐れていた」

  5. 10

    石川佳純の争奪戦からフジテレビが脱落情報!五輪キャスター起用でアドバンテージあるはずが…