皮膚筋炎で難病認定 山田雨月さんが語る“正直な気持ち”

公開日: 更新日:

 それ以来、格安チケットを見つけては一人であちこち行っています。最近は東チベットを訪れました。見たい景色のために、普通の人が1時間で行く場所へ2時間かけて行く。そうやって元気になってきた感じです。

 ただ、去年また数値が悪くなってしまって、プレドニゾロンの量が増えました。それだけでは効かず、点滴治療で1週間入院しました。

 悪くなったら治療して休み、いい時は旅と仕事をするという繰り返し。この先も多分、ずっとそんな気がします。

 今でも走れないですし、自転車はこげない、坂道はおぼつかない、段差は一段一段、手すりなしでは上りも下りも不安定です。ただ、幸い絵を描くにはあまり支障がありません。近頃は展示会に積極的に参加して、作品作りに励んでいます。

 (聞き手・松永詠美子)

▽やまだ・うづき 広島県生まれ。1995年に別冊マーガレットの「くまちゃん」でデビュー。旅エッセー漫画「ヘキ地メシ」や皮膚筋炎になった自分を描いた漫画「ふいにたてなくなりました。」などを出版。9月1日(土)~9日(日)に「ラビットデパートメント」(横浜赤レンガ倉庫)にて「山田雨月フェア」を開催予定。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」