皮膚筋炎で難病認定 山田雨月さんが語る“正直な気持ち”
不安だったのは金銭面です。「もし難病と認められなかったら、薬代を払い続けられるのか?」「この体で他の仕事ができるのか?」といろいろ考えました。
でも退院前、無事に難病認定が下り、不安は少し解消されました。変な言い方ですが、「難病でよかった」というのが正直なところです。
退院のめどが立った頃、役所の人が病院に来て、退院後に必要な補助用具や介護サービスなどを説明してくれました。難病認定の手続きから何から、すべては母任せ。家族の愛を感じずにはいられませんでした。
退院直後は15分歩くのがやっとで、母の他にも訪問看護師さんや介護ヘルパーさんのお世話になりました。その後は徐々に回復し、3カ月後には母も広島に帰宅。一人で何とか暮らせるようになりました。
■退院から1年足らずで2泊5日の台湾一人旅へ
そして何と、退院から1年を待たずに2泊5日の台湾一人旅へ出かけました! もともと自由なバックパッカーのような旅が好きなのです。病気になって一度はバックパックを捨てたのですが、ある日「台湾片道900円」というネット広告を見つけてしまって……。