長生きすればリスクが増える 「終身医療保険」は無意味だ
しかも医療技術の進歩に対応してくれません。あくまでも契約時点で存在する治療等が保障対象です。仮に将来、再生医療やゲノム医療が健康保険に取り入れられるようになったとしても、それに対応する文言が約款(契約書)に書かれていない限り、保険会社に保障責任はありません。
変化の激しい時代には、終身型はかえってリスクを背負い込むことになりかねません。それに保険料が高い。もっともお勧めなのが、都道府県や各業界の医療共済です。掛け捨てですが、保障内容はそこそこ充実しています。しかも保険料が安く、余剰金が出れば還付までしてくれます。1年単位の定期なので、保障内容の見直しも簡単。実は多くの保険のプロたちも、客には内緒でこっそり入っているほどです。