著者のコラム一覧
平山瑞穂小説家

1968年、東京生まれ。立教大学社会学部卒業。2004年「ラス・マンチャス通信」で日本ファンタジーノベル大賞を受賞。糖尿病体験に基づく小説では「シュガーな俺」(06年)がある。

眼底検査後に映画館…瞳孔全開で何を見てもまぶしく後悔

公開日: 更新日:

 前にも書いた通り、糖尿病はそれ自体よりもむしろ合併症が恐ろしい病気だ。そのうちのひとつに、眼底出血がある。

 早期に発見すれば、レーザーで患部を焼き切るなどして悪化を食い止められるが、放置すれば最悪の場合、失明に至る。 

 そうならないためには、定期的に眼科で眼底検査を受ける必要がある。主治医には最低でも年に1度は行くように言われているのだが、ついつい先延ばしにして間遠になりがちだ。

 先日ようやく眼科に行ったところ、前回は5年くらい前だったと知らされて愕然とした。血糖コントロールが比較的良くて、合併症の脅威が切実なものではないことに甘えてしまっていたのだ。

 幸い異常は見つからなかったものの、こんなに間を空けてしまったのは、ひとつには初めて眼底検査を受けた時のトラウマを引きずっていたからだろう。

 検査に痛みはない。ただ、瞳孔を強制的に開きっぱなしにする点眼薬をさされ、その効果が何時間も持続するのが厄介なのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    俳優・山口馬木也さん「藤田まことさんは『飲め、飲め』と息子のようにかわいがってくれた」

  2. 2

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  3. 3

    テレ朝ナスD“経費横領&パワハラ処分”に「見せしめ」の声も…家族団らん投稿の美人料理家妻に同情集まる

  4. 4

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  5. 5

    東原亜希の“黒帯バスローブ密会”乗り越えた「許す力」は佐々木希以上? 経済的自立も目指す強心臓とたくましさ

  1. 6

    料理研究家の森崎友紀 “本業”専念も恋愛は「年も年なので」

  2. 7

    兵庫県パワハラ知事に残った選択肢は「議会解散」のみ…多数派工作で延命図るか?味方は“情報漏洩3人組”のみ

  3. 8

    あす旧統一教会に解散命令か? N国党に急接近の不気味、タダでは転ばない悪あがき

  4. 9

    巨人の“アキレス腱”は絶対的セットアッパーが使えないこと…新助っ人キャベッジで外国人枠「満員」

  5. 10

    佐々木希が「芸能人格付けチェック」で"地雷キャラ"といじられ…夫・渡部建を捨てないもう1つの理由