風邪薬で眠くなりたくない…チェックポイントは1つだった

公開日: 更新日:

 抗ヒスタミン剤の種類はたくさんあって覚えきれないので、ドラッグストアで買う時に「眠くならない抗ヒスタミン剤が含まれている風邪薬はどれですか?」と薬剤師に聞くといい。

 市販薬よりも処方薬の方が眠気に襲われづらいように思うのだが、これは気のせいだろうか?

「医療機関でよく出される風邪薬は、1つの薬に複数の有効成分が入った総合風邪薬。古い世代の抗ヒスタミン剤が使われていて、眠気が出ます。医療機関でもらった薬が眠気に襲われづらいなら、それは解熱剤なら解熱剤、抗ヒスタミン剤なら抗ヒスタミン剤と別々に処方されているからでしょう。その場合、抗ヒスタミン剤は第3世代のものを出す可能性が高く、眠気が少ない」

 ところで、そもそも風邪薬は必要なのか? 米山氏は即答で「ノー」。

「風邪は本来なら、1日ゆっくり寝ていれば回復に向かう病気。風邪で仕事を休めない現代人のために、症状を抑える目的で出すのが風邪薬です」

 風邪で医療機関にかかり、抗生物質を処方されたら、その医師は「信頼しない方がいいかもしれない」という。

「抗生物質は風邪のウイルスには効かず、風邪の予防にもならないことは、今や世界の常識です」

 風邪真っ最中の日刊ゲンダイ記者は、仕事を休めそうもないので、“眠くならない抗ヒスタミン剤”の風邪薬をおとなしく飲みます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”