ライフデザインドック 患者の性格パターンに合わせ生活指導

公開日: 更新日:

 もうひとつの特徴である運動機能分析装置は、椅子に座った状態で本体に足を乗せ、踏ん張って立ち上がるだけで計測できる。脚の筋力とバランスの状態を計測し、「パワー(5段階)」「スピード(5段階)」「バランス(3段階)」の3項目で評価する。マルチ周波数体組成計では、「体重」「BMI(肥満指数)」「筋肉量」「筋質点数」「体脂肪率」「筋肉総合評価」が測定できる。

 NEO性格分析と、これらの測定を組み合わせることで、要介護の原因となるサルコペニアやロコモティブシンドロームの予防を目指すという。

「従来の人間ドックは70歳程度の寿命を想定して、現役世代に心筋梗塞脳卒中などの急性疾患が起こらないことをターゲットにしてきました。しかし、寿命が急速に延び70代、80代の人が働く社会にシフトしてくると、80歳を過ぎても元気にゴルフ、旅行、仕事などを楽しみ、面白く生きるために、寝たきりや認知症などの加齢に伴う慢性疾患の対応が課題となります。それを減らすには40代からの生活習慣病の管理が非常に重要になるのです」

 ライフデザインドックは、当初は一部の企業職員を対象にテスト運用し、その後、順次一般受け付けをしていく予定という。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」